文豪ストレイドッグス

11日から始まる文豪ストレイドックスの企画展 ポスターを初めて見たのは6月23日。佐伯市の城下町佐伯国木田独歩館で第109回独歩忌が行われた。そこで独歩の作品の朗読が行われるというので行ってみた(6月23日付佐伯支局長日誌)。すると、会場にポスターがあった。明治時代の文豪たちが登場する漫画らしいが、何がなにやら分からない。ほっておこうと思ったが、これが若者に人気らしいのだ。11日から国木田独歩館で「文豪ストレイドッグス」の展示が始まる。事前に様子を見に行った。

 もらったリーフレットを見ると、「文豪ストレイドッグスとは?」と書かれた説明がある。

 福沢諭吉率いる「武装探偵社」の社員、中島敦、国木田独歩、太宰治らが、福沢諭吉を紹介したパネルもある現代の横浜を舞台に活躍するバトルアクション漫画(原作・朝霧カフカ、漫画・春河35)。文豪の名を持つ登場人物たちが、それぞれの作品名などに由来する「異能力」を発揮し、戦いを繰り広げる-。2013年から「ヤングエース」で連載が開始されたという。

 こちらはその設定が奇抜すぎてついていけない。よく分からないままにいたら7月4日の佐伯市長定例記者会見であらためて説明があった。

 青年教師として佐伯にやってきた独歩が1893(明治26)年10月から翌94(同27)年6月まで下宿した屋敷が、独歩が暮らした2階の部屋現在の国木田独歩館になっている。その2階の部屋は実際に独歩が暮らしたものだ。佐伯ゆかりの「独歩」が登場する文豪ストレイドッグスについて、佐伯市教委社会教育課が出版社のKADOKAWAに問い合わせたことが企画展開催のきっかけになったという。

 聞くと、ストレイドドッグスの企画展は全国各地で開かれているようだ。市教委の資料によると、今年は台東区立一葉記念館(東京)、さいたま文学館(埼玉県桶川市)、谷崎潤一郎記念館(兵庫県芦屋市)と続き、7月から国木田独歩館(佐伯市)と山梨県立文学館(甲府市)で開かれる。さらに秋には中原中也記念館(山口市)で開催が予定されている。

 ただ、九州では初めてだそうだ。それぞれの会場で春河35さんのオリジナルの作品が展示されるのが一つのポイントで会場ごとにオリジナル作品が展示される国木田独歩館にもあった。国木田独歩(右)と太宰治(左)が並んで座っている。これはさきほどの写真にあった実際の独歩の部屋を舞台にした。ただし、独歩は身長189cm、太宰は181cmというから、いかにも現代である。

 ちなみに漫画の独歩は探偵社員のまとめ役で、以前は数学教師をしており、持っている手帳に書かれたものを具現化・実体化する能力を持っている-のだそうだ。

 企画展を行う目的は、日本の近代文学を読まない若者たちに漫画を通じて関心を持ってもらうこと。まずは文豪たちの名前だけでも知ってもらい、親しみを感じてもらおうと考えた。よく分からないが、中島敦や独歩などの作品が漫画で読めるのならば、読んでみようかと思う若者も出てくるかもしれない。

 会場にはマンガやアニメのシーンパネルなど40点が展示されており、大分県のゆかりでは独歩と福沢諭吉のほかに織田作之助と種田山頭火の紹介もある。

 企画展を見て独歩クイズに回答すれば、描き下ろしイラストのブックカバーを限定2000枚プレゼントする。

 独歩館の入場料は一般200円、小・中・高校生は100円。9月3日まで開催されるので、興味ある方は一度いらっしゃれば。

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