伊勢えび海道繁盛祈願

繁盛と豊漁を祈願して写真に納まる関係者 「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り2017」の豊漁祈願・安全祈願祭が28日、佐伯市蒲江で行われた。蒲江西野浦地区にある早吸日女(はやすひめ)神社に参拝した後、近くの集会所で佐伯市と宮崎県延岡市の関係者の交流会が開かれた。内容は昨年と同じなのだが、ちょっと違うなと思ったのが売り上げ目標。昨年は「2万食」などと威勢のいい声が聞かれた。それに対し今年は昨年並みの1万3000食とやや控えめなのが印象に残った。

 昨年の祈願祭については2016年7月21日付佐伯支局長日誌「伊勢えび海道豊漁祈願」で報告している。

 伊勢エビづくしの料理が佐伯、延岡両市の飲食店や民宿・旅館で提供されるのは9月2日から。東九州伊勢えび海道のポスターその前日の1日に伊勢エビ漁が解禁される。開催期間が11月30日までなのは昨年と同じ。参加店舗は佐伯が21店、延岡が7店となっている。

 今年のパンフレットを見ると、コースは昨年と同じ「消費税別6000円(税込み6480円)から」としているところが多いようだ。ただ、少し上げているところもある。昨年とメニューの内容を変えたのかもしれない。

 昨年のパンフレットと比較すると、今年は参加店舗数が違う。延岡の7店舗は昨年と同じだが、佐伯は23から21店と2店減っている。3店が参加を見合わせる一方、新たに1店が加わった。新顔は蒲江丸市尾浦の「すし処 魚一」☎0972(44)0877である。パンフレットに要予約で伊勢エビコースは「8000円から」とあった。

 参加店舗数が減ったこともあり、目標を控えめにしたのかもしれない。伊勢エビの漁獲量を考えても目標は妥当なところなのかもしれない。

 旧蒲江町(現佐伯市蒲江)と旧北浦町(現延岡市北浦)が県境を越えて特産品の伊勢エビを共同でPRしようとしたことから「東九州伊勢えび海道」は始まった。今年で14年目だそうだ。佐伯、延岡両市の秋の恒例行事として定着した。今後も息長く取り組んでいってほしいと願うばかりだ。

 この日の交流会には昨年と同じように「かまえおばちゃんバイキングの会」の手料理がずらりと並んだ。蒲江の郷土料理が盛りだくさんにブリ、タイ、シマアジの刺し身とにぎりがある。加えてカンパチの刺し身も差し入れされた。その先は「すりみいなり」。油揚げのいなりではなく、魚のすり身でいなりの形をつくり、中にご飯を詰めたという。その向こうには「ひじきめし」がある。ひじきが入ったまぜごはんのように見える。

 その奥がブリ大根でその前にピンク色のものが見える。色鮮やかなつばきもち「つばきもち」だそうだ。蒲江地域は椿が多いという。椿の花をイメージしたおはぎ(ぼたもち)のようだ。色鮮やかで食欲をそそる。「とっさこなます」というのもあった。「とっさこ」とは鳥の鶏冠のような形の海藻だという話だった。ほかにも「深海えび入り野菜かき揚げ」「すり身野菜揚げ」などがあった。

 デザートもプリンやパウンドケーキ、スイカがある。デザートの一品「ぶんずーぜんざい」聞いたことがないのは「ぶんずーぜんざい」。ぶんずーとは緑色の小さな豆だそうだ。確かにぜんざい全体が緑色がかっている感じがする。

 おばちゃんバイキングの会については「あまべ渡世大学」のパンフレットに簡単な紹介があった。蒲江地域の12の「浦」の伝統料理を守り、提供する会。団体客20人から受け付けし、料理の値段は1人1500円(消費税別)だという。受付は☎0972(42)0115と渡世大学のパンフレットにあった。

 さて、蒲江まで行って帰るのに気になった風景を最後に一つ。頭を垂れた稲穂は収穫期に緑で覆われた水田の中に点々と黄色く光る田んぼがある。佐伯市中心部から県道37号で蒲江に降りてくると黄色は一面に広がってくる。早場米が栽培されているのだ。稲穂は頭を垂れており、収穫が近いことを物語っている。もう新米の季節といわれても、猛暑の中でぴんとは来にくい。

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