県外学生は交通費支給

佐伯市の会社説明会のチラシ 11日に佐伯市の三余館で会社説明会・就職面接会・創業相談会が開かれる。1日の佐伯市長の定例記者会見で説明があった。人手不足は地方でも深刻で、売り手市場の中で説明会を開いても学生が来るとは限らない。そこで佐伯市は大分県外から来る学生に交通費の一部補助を行うことにした。九州内であれば5000円、九州外なら1万円を支給する。これでどれくらい効果があるか。都会での新卒者争奪戦はこんなレベルではないような感じもするが。

 夏に企業説明会などを行うのは今年で3回目。参加企業数は今年22社で少しずつ増えてきているという。市の説明によると、新たに加わったのは水産関係の西南水産、アクアファーム、高橋水産の3社。西南水産とアクアファームは大手水産会社の系列でマグロの養殖を行っている。

 説明会の時間は11日正午から4時まで。場所は佐伯市大手町1丁目の市勤労者総合福祉センター三余館。残念ながら、昨年までの学生の集まりは悪かったようだ。

 そこで、今年は早くから大学や短大、高専、専修学校などに案内を送ったほか、交通費の補助を行うことにした。会場で5社以上のブースを回った学生が支給対象となる。

 県内の他都市の動きはどうだろう。大分県のホームページを見ると、中津市の就職面接会のチラシ同じ11日に中津市と宇佐市がそれぞれ企業合同就職面接会を計画している。どちらも30社程度の求人企業がブースを設けるようだ。

 佐伯市との違いは隣り合う中津、宇佐両市で同日開催していること。宇佐は午前中の開催で、中津は午後から。宇佐の会場(市勤労者総合福祉センターさんさん館)を訪れた後、中津の会場(ダイハツ九州アリーナ)と掛け持ちができる。

 両会場で約60社が参加するから佐伯に比べて選択の幅が広そうだ。佐伯の場合、事前申し込みが必要で履歴書も用意するように案内チラシに書いてある。それに対し、中津の場合は「事前申し込み不要」「履歴書不要」「入退場自由」と気軽に立ち寄れることを強調している。

 宇佐の場合は、宇佐出身で大分県外からやって来る学生には交通費の一部補助をうたう(ただし※で「そのほかにも(補助の)条件があります」と書いてある)。また、面接会参加者全員に記念グッズ進呈ともあった。

 中津、宇佐両市に比べると、同じ日に開く佐伯市は少し旗色が悪そうだ。条件不利な地域には大分県が少し肩入れしても良さそうだが…。

 さて、この後の日程を見ると、12日(土)と13日(日)に大分市中央町の「おおいた産業人財センター」で、UIJターン就職希望者を対象にした就職集中相談会と個別企業相談会が開かれる予定だ。中身については同センター=0120(119201)に問い合わせを、とあった。

 続く14日(月)には大分市でUIJターン希望者・新卒大卒者等合同企業面接会がある。場所は同市府内町のトキハ会館5階ローズ・カトレアの間。就活セミナーや個別相談会、企業面接会が行われる。60社の参加企業の中には佐伯市、臼杵市の会社も含まれていた。こちらの問い合わせ先は大分県総合雇用推進協会=097(532)8486とあった。

 大分県にはこれらの取り組みの結果をまとめて総括してもらいたい。現下の厳しい人材争奪戦の中で今のようなやり方で本当に人が集まるのか。効果に乏しいとなれば、やり方を抜本的に見直すことが急務になる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です