ブンヤ暮らし三十六年

 「定年」に関連する本は数多い大分県立図書館の蔵書検索で「定年」とキーワードを打ち込んでみると、966件出てきた。出版年月が新しい順に並んでおり、最初に登場したのは今年5月に出版された「シニア人材という希望」(中原千明著)である。リストをざっと見て、探していた本は20番目にあった。「定年前後の年金・保険・税金の手続きをするならこの一冊」(岡田良則著、自由国民社刊)。残念ながら「貸出中」だった。さらにリストを読み下って60番に参考になりそうな本があったので借りることにした。

 本のタイトルは「図解わかる定年前後の手続きのすべて2015-2016年版」(中尾幸村、中尾孝子著、新星出版社刊)。初版発行は15(平成27)年6月だから、探していた本より1年古いが、他にないから仕方がない。そろそろ定年退社に伴う必要な手続きについて確認しておかないといけない。

 とりあえずは、この一冊を確保して、966件のリストの中から面白そうなものを探す。「定年」が本のタイトルに入ったものでは25番目に「定年就農」(素朴社)、28番目に「定年後、京都で始めた第二の人生」(岩波書店)があった。いずれも昨年出版されたものだ。とりあえずは参考にはならないかと思い、次へと進んだ。

 定年と直接関係はなさそうだが、気になったのが80番の「老前整理のセオリー」(NHK出版)。ちょっと読もうかと思ったが、貸出中だった。リストをさらに進む。82番に「50歳からはじめる定年前の整理術」(森本幸人監修、日本経済新聞出版社、2015年1月発行)というのがあった。定年退社目前で今さら読んでもと思わなくもなかったが、ついでに借りることにした。

 88番目の「年金生活者・定年退職者のための確定申告 平成27年3月締切分」(技術評論社)も参考資料として読んでおく必要があるだろうか。96番目には「定年後7年目のリアル」(草思社)というのがあり、タイトルだけみると面白そうだ。

 99番目の「60歳からの生き方再設計」(矢部武著、新潮新書)は貸出中だった。続いて101番が「定年後年金プラス、ひとの役に立つ働き方」(朝日新聞出版)、103番目に「60歳までに知らないとヤバい定年再雇用の現実」(榎本雅一著、角川SSC新書)があった。これもタイトルに興味を引かれて借りることにした。

 タイトルで手に取ったといえばリストの85番目にあった「退職金貧乏-定年後の『お金』の話」(塚崎公義著、祥伝社新書)もその一つ。定年がらみの本は数多くて絞りきれなかった。

 さて、この日誌のタイトル「ブンヤ暮らし三十六年」も「定年」のキーワードで行った蔵書検索で出てきた。73番目で永栄潔著とある。15年4月に草思社から発行されている。

 図書館に行って手に取ってみると「回想の朝日新聞」との副題がついていた。略歴を見ると、筆者は1971(昭和46)年に朝日新聞社に入社し、主に経済畑を歩んだようだ。「あとがき」を読むと、「『これが専門だ』と唯一言える、自分の身の回りであったことのささやかな報告」と書いてある。本の表紙には「『記者の中の記者』が書いた近来の快著」の文字もあった。

 筆者とこちらは記者としての境遇、状況は違いすぎるが、36年の記者生活という長さは同じ。そんなことでタイトルを拝借させてもらった。

 

 

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