大入島のオルレコース

大入島にオルレコースを整備する計画が 佐伯市長の定例記者会見が21日午後にあった。主な内容は8月29日から始まる市議会9月定例会に提出される補正予算案である。その中で幾つか目についたものがあった。その一つが「九州オルレコース認定(大入島地区)に向けての費用等を計上(250万円)」。大入島の案内図韓国オルレ協会の公認を受けるための費用などで、認められれば大分県内では4カ所目となる。島をコースとするのは九州では2カ所目だそうだ。大入島は海あり、山ありで気候も温暖である。何より佐伯市街地に近く、行き来しやすいのも魅力である。

 オルレとは何か。九州観光推進機構のホームページ「九州旅ネット」に「五感で愉しむトレッキング 九州オルレ」とある。そこをクリックすると「九州オルレ」「韓国・済州島発 人気トレッキングの九州版」とあった。山歩きの一種ということだ。

 大分県内では「別府コース」「九重・やまなみコース」「奥豊後コース」の三つがある。奥豊後コースはJR豊肥線の朝地駅(豊後大野市)をスタートして用作(ゆうじゃく)公園、普光寺、岡城跡などを巡って豊後竹田駅(竹田市)をゴールとする11.8km。外国人など年間5000人が訪れるという。

 ほどほどの数の観光客が年間を通じて訪れる。海の駅大入島食彩館そうなれば大入島にとっては理想的だろう。島の中央部の堀切にある「海の駅大入島食彩館」とその向かい側にある「マリンハウス海女夏館(あまなつかん)」が、観光客の受け入れ拠点になる。海女夏館は宿泊研修施設で本館は55人まで宿泊できるそうだ。仮に多くの観光客が一度に押し寄せたら、島民の生活にも支障を来し、島はパンクするかもしれない。

 島の広さは5.66㎢で一周は約16km。島の北側は道が細い自転車で1時間半、クルマなら40分程度で一周できる。ただ、島の南から北に行くにつれて道は細くなる。自転車で回るとすれば対向車などに注意が必要だろう。オルレのコースがどのように設定されるかは分からないが、こうした細い道を歩く場合、クルマに注意しなければならないのは同様である。

 ひょうたんの形をした島の南側と北側ではやや趣が異なる感じがする。穏やかな感じの「南」に対して、島の北端には歌碑が自然の素朴さ、荒さが「北」には感じられる。個人的な印象にすぎないが、島を巡るだけでも変化が感じられるのではなかろうか。海もきれいだが、それだけではない。山もある。島の南側にある「遠見山」は高さ193.5mだそうだ。

 そして、もう一つが温暖な気候。九州では島のコースとして既に福岡県宗像市の宗像・大島オルレコースがあるが、こちらは日本海側で、冬は結構寒そうだ。その点、大分県南の大入島は冬場の集客には有利になるのではないか。

 2016年11月24日付佐伯支局長日誌「パソコン持って大入島へ」では次のようなことを書いた。「半年前のカンガルー広場大入島は離島というイメージからは遠い。この日誌でも何回も書いてきたが、最短距離のフェリーを使えば10分くらいで佐伯港に着く。この近さと(食彩館の横にある)カンガルー広場の芝生を活用して、今グラウンドゴルフ会場として売り出せないかと市は考えている。芝生のグラウンドで、しかも広い。そんなところは少ないのだそうだ」

 グラウンドゴルフの大会誘致も積極的に行い、年間通じて平均的に人が訪れるとなれば観光が島の基幹産業ともなり得るのではないか。

 注記:掲載した大入島の写真はいずれも昨年4月に撮影したもの。

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