一般質問とは何だろう

定例会開催中の大分市議会棟 7日は午後から大分市議会の一般質問の様子をインターネット中継で見た。大分県内の自治体で9月定例議会が開かれている。各議会で取り上げられる項目は、その市町村が抱える喫緊の課題であったり、住民の関心が高いテーマであったりするはずだ。いわば議会の質問は「市政の『今』を映す鏡」だろうと考えてパソコンの前で傍聴することにしたのだが…。

 ネット中継をつなげると4人目の質問者による一問一答が行われていた。市議会のホームページにあった「質疑質問発言順位表」をみると、この市議は大きく7項目について市側の考えを質すことになっている。

 トップバッターは5項目で、二番手の質問は6項目ある。この日は一般質問の初日で8人の議員が登壇する予定になっていた。午前10時から午後5時までとして7時間。昼食などの休憩もあるので正味6時間もない。

 その中で多くの項目を処理しようとすると、用意した答弁の棒読みに終わるのも仕方ない。単調なやり取りが続くと、失礼だが、見ている方には今一つ内容が伝わらないし、退屈になる。答弁そのものも議員に失礼がないように、その意見、提言は尊重しつつ、はっきりした言質は与えないように注意が払われている。

 議員が取り上げている課題は当然、大分市議会のホームページから災害対策、国民健康保険、学校給食、子育て、文化財保護行政、動物愛護センター、認知症対策、JR九州の駅無人化方針、ごみステーションなど市民生活にかかわるものばかりである。大分市議会の一般質問はネットだけでなく、地元のケーブルテレビでも中継されている。

 では、実際の視聴率はどうなのだろう。なかなか見てもらえないのではないか。質問項目がばらばらで、しかも1人1人の質問時間が短いので、なかなか議論が深まらない。

 大分市民になってまもない者には市が抱える課題にどんなものがあって、どんなふうに課題解決に当たろうとしているのかが分からない。質疑の背景やこれまでの経緯、今後のことももう少し詳しく知りたいが、時間の制限があって見ている方は消化不良になる。

 一般質問というのは、個別の問題のいわば「さわり」の部分、ポイントを明らかにして、詳細は委員会審議に引き継ぐという位置づけなのか。ならば委員会質疑をネットで公開してくれた方が面白そうだ。

 議会質問は「行政の『今』を映す鏡」という発想で、大分市議会以外の一般質問の質問表を集めてみた。大部分の議会はネットで項目を公開している。

 時間があれば、それぞれを丁寧に読んでみたい。それを基に各自治体が抱える課題について、この日誌でまとめられればと思っている。

 ここでは一つだけ気づいたことを。一般質問の登壇者数である。大分市の一般質問は3日間で初日が8人、2、3日目が各7人である。県内第二の都市・別府市は3日間で各5人を予定する。1日の質問者が4人というところも多く、例えば竹田市は初日、2日目が各4人で3日目が3人、国東市は2日間で各4人である。

 宇佐市は4日間で初日から3日目までが各4人、最終日の4日目は2人である。大分市も宇佐市と同じように4日間にすることも不可能ではあるまい。4日間なら質問者は平均6人になる。議員と執行部のやり取りにも少し余裕ができ、市民の関心を高めるための工夫といったことも、もう少しできるのではないか。

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