至る所で水があふれた

大水で壊れた青江川の赤木橋 高速道路を使って18日午前8時半に臼杵市に入った。臼杵から津久見、佐伯ととりあえず巡ってみようと考えた。まず、向かったのが国宝臼杵石仏。臼杵川沿いの国道502号を走る。泥が押し寄せた青江小学校石仏からまた臼杵市街地方面へ引き返し、国道217号を北に佐志生・下ノ江を目指した。海岸線をちょっと走って佐志生小付近を見てUターン。臼杵の中心地を抜けて国道217号で津久見市へ。うろちょろしているうちに時間がたち、佐伯市に入ったのは正午過ぎだった。とても回り切れない。いったん大分市に戻ることにした。わずか6時間余りだが、その間受けた印象を言葉にすると「至る所で水があふれていた」。

 臼杵石仏近くを流れ、臼杵川にそそぐ小川にも氾濫の跡があった。水かさが増した臼杵川小川の上にかかる国道502号の橋にごみが引っ掛かっている。今は引いてしまったが、川の水が道路を越えて周辺の住宅敷地などに流れ込んだのは間違いなかろう。水かさを増した臼杵川は勢いよく流れている。

 ここから臼杵市北部を目指した。国道502号を市中心部方面に引き返し、川岸が削り取られていた国道217号に乗り換えて北へ。途中、県道205号(臼杵坂の市線)との交差点がある。ここで左に県道を行けば大分市坂ノ市方面へ、右に行けば臼杵市街地へと向かう。その交差点近くで道路の横を見ると、川岸が削り取られている場所があった。これは熊崎川だろうか。

 大分県が発表した「台風18号に関する災害情報について(第7報)」によると、9月14日午前8時20分から17日午後7時までの累加雨量は、県設置の雨量計で最も多かった豊後大野市緒方町が669ミリ、次いで佐伯市上浦536ミリ、津久見市津久見で524ミリ、佐伯市弥生496ミリ、佐伯市長島町488ミリ、佐伯市青山480ミリ、臼杵市野田469ミリ-に上った。

 14日からといっても実際には17日に集中的に降った。津久見川の護岸も大きく崩れた津久見市や佐伯市には記録的短時間大雨情報も出された。大量の雨によって川という川があふれた。そんな感じだったのだろう。津久見川にかかる八幡橋には流木などが引っ掛かって残っていた。これが水の破壊力を高める。よその水害でも見られる光景である。

 話を臼杵に戻そう。佐志生小学校に行ってみると、泥が上がってきた佐志生小体育館体育館の手前側が泥で汚れていた。横にいた人(先生か?)に聞くと、風で泥が吹き上げられたとのことだった。体育館からグラウンドに回ると手前がえぐれて窪地ができていた。今回の台風によってできたものなのか。グラウンドの向こう側では掃除をする人たちが見えた。

 佐志生から臼杵中心部に向けて国道217号を引き返した。中心部の八町大路(中央通り商店街)や市観光交流プラザの前を通って、水が白い手すりの高さまで達したという少し山側の海添地区へとクルマを進めた。小さな橋を渡ってさらに奥へと行くと、下に木の橋が見えた。そこに何人か人がいる。

 降りて行って話を聞くことにした。そこにいた女性によると、家の真横の川が増水し、その流れがうねうねと大きく動きながら、白い手すりの高さに達したという。ここにも流木が引っ掛かっていた。

 時間の関係もあり、ここで臼杵から津久見へと向かうことにした。国道217号で津久見の中心部を目指した。津久見では青江川と津久見川が氾濫し、市役所などが浸水していると聞いていた。

 新町、元町、セメント町、港町、中央町、さらに市役所がある宮本町と、ぬかるみとなった「海岸通り」浸水域は市中心部の広い地域に及んでいた。銀行や生命保険会社などがある中央町の「海岸通り」も例外ではなかった。たまった泥を取り除く人も少ないようで、メインストリートはぬかるんだままだった。津久見市の状況は以下に写真で紹介したい。

 最後に佐伯市で目にした光景もご紹介したい。国道217号を津久見から佐伯・上浦へ、さらに市中心部を通って番匠川を渡り、商品が運び出されたコンビニ対岸の堅田地区にある高速道路のインターチェンジを目指した。昼を過ぎていたこともあって、片付けも進んでいて、ちょっと見には台風被害が分かりにくい。しかし、被害がないわけではない。よく見るとあちこちにある。佐伯市役所職員が手分けして被害の聞き取り調査を行っているようだった。

 堅田地区にあるコンビニの駐車場にものが積まれているのが見えた。コンビニが浸水したようだ。ごみ袋に入れて捨てている商品もある。雑誌などを並べたスタンドなどが外に出されていた。被害が大きそうだった。

 以下は津久見市を中心に台風一過の様子を紹介する。

 

 

 

 

 

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