ホームページを覗くと

 「臼杵のさんま祭」のポスター佐伯市と津久見市、臼杵市のホームページを覗いてみた。記者時代は支局に来週の予定や何やらといろんな資料がFAXで送られてきていた。もう記者ではない当方には当然何もこない。3市のホームページが有力な情報源である。津久見市議会は29日に本会議が開かれ、10月5日に一般質問が行われ、同日閉会するとある。台風18号によって議会日程も変更を余儀なくされた。臼杵市では「臼杵のさんま祭」の告知があった。

 去年も「さんま祭」が行われたかは記憶にない。ただ、東日本大震災からの宮城県気仙沼市の復興を支援するイベントは前から行われていたようだ。

 ポスターには「さんま祭」の文字の横に「気仙沼と臼杵交流イベント」「気仙沼・臼杵うまいもの市」と書かれ「気仙沼の復興を支援しよう」とある。

 日時は10月7日(土)午前11時から。場所は臼杵市の臼杵城下大手門公園。さんま1匹100円、さんますり身汁1杯100円とあるから、これはお買い得である。

 臼杵と気仙沼のつながりは東京・目黒区のさんま祭りに始まる。

 「広報うすき」の2011(平成23)年4月号によると、同年3月11日に起きた東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災地気仙沼市に向けて同月16日、支援物資を載せたトラックが臼杵庁舎を出発した。1999(平成11)年から、目黒のさんま祭りの縁でサンマとカボスを通じて交流のある気仙沼市を支援するため水2000ℓやみそ汁を中心に1500食分の食料を送ったという。

 臼杵市は東日本大震災を受けて翌月の4月、南海トラフ巨大地震の発生に備えた「臼杵市地域防災拡充・強化検討委員会」(チーム本腰 HONKOSHI)を設置。気仙沼市への追加支援物資として白米や梅干し、漬物を送り出した。

 臼杵市は被災地支援の一方で、東日本大震災に学び、広報うすきの2012年3月号より防災体制を強化しようとしてきた。同市の総合計画によると、2012(平成24)年9月には東京都目黒区と相互援助協定による覚書を取り交わし、14(同26)年9月には気仙沼市と災害時の相互援助協定を結んだ。

 広報うすきの12(同24)年3月号は東日本大震災の発生から1年ということで「臼杵市喫緊の防災対策総集編」と題した特集を組んだ。この中で「現在、住民避難に重点を置き、各種の取り組みを実施しています」と書いている。

 まずは大地震、大津波による死者ゼロを目標に円滑で迅速な避難ができるような体制整備を目指した。しかし、と今回の台風18号でも思った。着の身着のままでもまずは安全なところに逃げることが第一だが、地震や津波で家や財産を失ってしまうと、そこから再出発することは困難を極めるだろう。

 国や地方自治体による被災者支援の手立てはいろいろあるが、十分ではないとの声が強い。被災後の生活再建支援が十分でないとしたら、被害を可能な限り減らす「住宅強靭(きょうじん)化」のための補助メニューを国や地方自治体はいろいろと考える必要があるのではないかと思う。

 

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