行橋~別府の百キロ歩

別府市内のゴール付近 知人が7日から8日にかけて行われた「行橋~別府100㌔ウォーク」に参加した。福岡県行橋市を7日正午に出発し、夜通し歩いて大分県別府市のゴールに至る。26時間以内に完走することが条件になる。改めて過去の記録を見ると、12時間台で100㌔を歩き切った人がいることに驚く。7000人近い応募者から抽選で約5000人が選ばれているというのもびっくりだ。今年で19回目だったという。地元の福岡、大分両県だけでなく、全国から参加があることも初めて知った。まさに継続は力である。

 知人は今回が7回目の出場だった。応募者多数で抽選がある。JR別府駅でも参加者の姿が目立つ必ず参加できる保証はないはずだが、もちろん例外がある。行橋市の「ふるさと納税枠」がある。同市のホームページをみると、納税額は3万円で先着100人。今年は6月1日から同25日まで募集した。絶対に出たいと思えば、ふるさと納税枠を使えばいいわけだ(別府市にも同様のふるさと納税枠がある)。

 この大会の歩みを知ろうと、行橋~別府100キロウォークオフィシャルサイトを覗いてみた。「歴代記録」というのがあった。昨年の18回大会の記録を見る。

 それによると、1999(平成11)年の第1回の参加者は44人で完歩者は20人だった。第2回は参加者123人で完歩者58人、第3回は231人で完歩が120人だった。ゴールは別府タワー近くに参加者は着実に増えていき、2006(平成18)年の第6回で参加者が1千人を超え、08(同20)年に2千人を突破した。

 翌年の11回大会では3千人を超え、13(同25)年に4千人を超えた。昨年の18回は応募者6445人に対し当選者が5049人。参加者は4598人で、そのうち初参加者が1744人だったという。参加者も北海道から沖縄まで全国に広がっている。

 距離も最初は正確には93.0㌔だったが、18回は100.7㌔だったとある。昨年は雨にたたられて完歩率が59.5%と低くかった。知人によると、今年は杵築市山香付近の霧が濃くて、すぐ前も見えない状態だったという。

 7回参加して同じコンディションであることは一度もなかったと言う知人がリュックから取り出したのが飴玉四つ。沿道で100㌔ウォーク参加者に渡す人たちがいる。山香付近の梨農家が皮をむいて切った梨を参加者に配ったりしているのだそうだ。大会はさまざまな人の善意にも支えられている。

 主催するのは民間である。北九州市の小倉東ロータリークラブが全面的な支援をしているそうだ。そのほかにもさまざまな支援、協力があるようだ。

 知人と別府で会うためにJR大分駅に行った。大分~別府間は280円大分から別府は280円で乗車時間は15分ほどか。大分駅の近くではラグビーワールドカップ2019の大分開催をPRし、県民の関心を高めていくためのイベントが開催されていた。世界的な大会の開催地の一つとなることも意味あることだろう。

 しかし、改めて言いたい。「継続は力なり」と。ラグビーW杯後に大分開催の実績をどう引き継ぎ、発展させていくのか。どうやって大分をラグビー王国にするのか。そのビジョンがなければ、その時だけの打ち上げ花火に終わる恐れが強い。100㌔ウォークとは対照的だと感じた。

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