就職面談会のチラシが

就職面談会開催のチラシ 「シニア世代のための就職面談会2017」の案内チラシが、新聞の折り込み広告で24日付朝刊に入っていた。26日午後1時半から大分市のトキハ会館で開かれる。参加対象は就労意欲のある55歳以上の者。面談会に行くと、失業手当支給の要件である「求職活動証明」が受けられる。そのため、個人的には新聞の折り込みチラシが入る前から参加するつもりだった。面談会は今回が初めての試みだそうだ。参加者がどのくらい集まるのか読めずに直前の折り込みでPRを図ったのかもしれない。だが、それがどの程度効果があるのか、と疑問もわいてきた。

 主催するのは大分県シニア雇用推進協議会、大分県、大分労働局(ハローワーク)。開催案内によると、面談会では①企業ブース②求職者・事業者向け相談ブース③シルバー人材センターの個別相談ブース-の三つが開設される。

 企業ブースでは55歳以上のシニア世代の採用を希望する企業の採用担当者から、会社概要や募集求人内容などの説明を聞くことができる。求職者・事業者向けブースではハローワーク(公共職業安定所)職員による相談・アドバイスが受けられる。さらにシルバー人材センターのブースでは同センターの活用内容の説明や入会説明会の案内などが行われるという。

 参加企業は50社以上と案内にある。チラシの裏には「活躍シニアのご紹介」とあって3社「鶴進HMG(マイウェイグループ)」「シティタクシーグループ」「Rising Sun Food System」で働く60代から70代のシニアが写真付きで紹介されている。ちなみに最初の企業は介護関連、最後の会社は飲食業のようだ。

 そして、チラシには「シニア世代の就職活動成功の『6つの鍵』」が書かれている。成功のカギは「価値観を明確に」「情報収集は幅広く」「強みを整理しましょう」「応募の準備を怠りなく」「意識改革を」「諦めずに粘り強く」の6項目だとあった。

 まずは「何のために働きたいのか、仕事にも求めるものは何か、働くうえで譲れないことは何かなど『価値観』」をはっきりさせなさいというアドバイスがある。

 また、意識改革とは「これまでの肩書や職位に対するプライドはいったんリセットして、年下の上司に従う気持ちを持つこと」だという。ほかの項目はなんとなく想像がつく。正論だが、みなさんどうなのだろう。新たな職場、仕事を見つけるにあたって、きちんと気持ちの切り替えを済ませておられるのだろうか。

 そんなことを思いながら、ネットを見ていると、ニューズウィーク日本版に「定年後」(楠木新著、中公新書)という本が取り上げられているとあった。調べると毎日新聞に著者のインタビューがあった。「定年後」は県立図書館にはなく大分県立図書館と大分市民図書館で検索してみると、県立図書館では見当たらなかったが、市民図書館には2冊あった。ただし、貸出中と予約ありだった。

 図書館で読めないなら、申し訳ないが、書店でちらりと立ち読みしようと本屋に向かった。今年4月25日に初版発行で書店にあったのは7月30日の12版だった。当方が定年退職する8月末には既に大ベストセラーだったわけだが、今の今まで知らなかった。

 県立図書館には楠木さんの最新の著書である「定年後」はなかったが、その前の「左遷論」(2016年2月、中公新書)や「人事部は見ている。」(2011年6月、日経プレミアシリーズ)はあった。「人事部は見ている。」は昔ちょっと読んだ記憶がある。

 楠木さんは1954(昭和29)年生まれだそうだ。今年63歳である。人生の先輩である楠木さんがサラリーマン人生で大きな挫折を味わったのが45歳の時だったという。著書によると、部下の不祥事があって降格となり、関係会社に出向した。

 それが、楠木さんが自分の会社員生活を省みる機会となったようだ。楠木さんは50歳から始めて12冊の本を書いたという。「人事部は見ている。」で書いているが、そのテーマは「ビジネスパーソンの働き方、生き方」「個人と組織の関係」である。

 ベストセラーとは世の中の多くの人に支持されているということと同じ意味だろう。ただ、ちらりと見た限り、当方としては「定年後」で書かれていることはもう一つピンと来なかった。ありがたいことに少し余裕がある。やりたいことを探す時間もある。あれこれやってみたい。「定年後」の最初にあった、すぐに働かなければならないケースの方には申し訳ないが、もう少しあちこちに首をつっこみながら世の中を勉強してみたいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です