ふぞろいのサカナたち

津久見市徳浦の山崩れの現場 朝のうちならいいかもしれないと思ったが、国道217号で臼杵市から津久見市に入った時には雨が本降りになってきた。台風22号の影響である。臼杵魚市場で毎週土曜日にある「うすき海鮮朝市」を覗いた後、津久見市に向かった。台風18号による被害で不通となったJR日豊線の臼杵~佐伯間が早ければ12月下旬にも復旧する。JR九州がそんな見通しを示した。新聞の記事やテレビのニュースで見たので、改めて現場に行ってみることにした。

 台風18号は日豊線のあちこちに被害をもたらした。その中でも被害が特に大きかったのは日見トンネル付近と徳浦信号所付近だったことは9月26日付佐伯支局長日誌「日豊線復旧の見通しは」などで報告した。いずれも津久見市内である。

 現場付近を少し歩き回ろうかと思っていたが、斜面に土のうが積み上げられている本格的な雨となってきたので断念。津久見市徳浦地区の現場を遠くからうかがうことにした。大きく崩落した山の斜面がまだ生々しい。その斜面に黒いものが見える。土砂が落ちてくるのを防ぐ大きな土のうのようだ。斜面にジグザグに置かれている。

 雨で視界がよくない。とりあえず写真に収めた。現場は大型重機が入りにくく、復旧作業の長期化が懸念されていた。ニュースでは地元住民の協力を得て重機などが入る新しい道をつくり、線路横の大型重機が見えたJR九州の作業が進んだといった話があった。ちょっと歩いてみたが、その新しい作業道のようなものがどこにあるのか分からなかった。報道では「完全復旧」などとの言葉もあったから、崩れた斜面をコンクリートで固めたりしているのかなどと想像したが、台風18号の爪痕がはっきりと残っていた。復旧作業がどう進んでいくのか。改めて見に来たい。

 津久見に行く前に立ち寄った臼杵魚市場の水揚げはまずまずだった。アジやタイのほか、量は少ないが種類は結構多い。ホゴが色鮮やかだったざっと見ただけでホゴ(カサゴ)、サバフグ、ブリ、サメにレースケ(クロアナゴ)、ウマヅラハギがあった。クロダイのほか、マサバ、ゴマサバ、カマスも出ているようだ。

 アカアシエビやイセエビなどのエビ類、ワタリガニ、サザエ。朝市ではマテ貝も売られた。驚いたのは「ニベ」。随分と大きい。朝市では1匹1500円の値段が付いていた。

 インターネットで調べると、もっと大きなニベもみかけたオオニベのようだ。ニベ類の中で非常に大型で、体長1mを超えるというからこれではなかろうか。天然もののほか、宮崎県や熊本県では養殖もされているという。刺身の他に煮ても焼いてもフライでもなんでもおいしいのだそうだ。朝市では天然ブリが1匹2500円で2匹、ニベも2匹売られ、すぐに1匹ずつ売れていった。

 アジやサバもうまそうだった。1箱900円でぎっしりと詰まった丸アジは1日かけて開いて一夜干しにしてもいいかもしれない。イトヨリ2匹とイサキ1匹で1100円マサバは「しめ鯖」がうまいという。いろいろ考えたが、1箱1100円でイトヨリダイ2匹とイサキ1匹が出ていたので当方はこちらを購入した。

 たくさんとれた魚以外にも数がそろわない魚を1箱にまとめていくらで売ることがたまにある。数種類の魚介類を1箱にして売っており、イラ(ベラ科)などを買ったことがある。市場でこの日取引された魚を見ていたが、イトヨリやイサキは他になかったように思えた。

 1匹、2匹では店舗などで売りにくい。それで朝市に出してみたとしたら、お買い得だろう。そう考えて買ってみた。家に帰って重さを測ると3匹で計2キロあった。イサキが600gだった。大きいイトヨリは1キロぐらいありそうだ。 なかなかの大物だった。

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