今年5回目の台風襲来

中止となった車いすマラソン 中止だろうと思いながら、念のために車いすマラソンのコースに行ってみることにした。雨に加えて強い風が吹いている。沿道には人っ子一人いない。午前10時からの交通規制も行われなかった。今年で37回を数える大分国際車いすマラソンが台風接近で中止になったのは初めてだという。関係者はぎりぎりまで中止か開催か迷ったようだ。規模が大きく、多くの人が関係する催しほど、さまざまな利害が絡んで中止や延期の判断が難しいだろう。テレビでは競馬の「天皇賞」の中継が行われていた。

 ギャンブルには金と欲も絡む。台風の接近ぐらいではやめられないのだろう。ご苦労様と言うしかない。

 大分合同新聞の28日付夕刊には台風22号に関連した記事が二つあった。台風22号が29日朝から昼前にかけて大分県に最接近すると見通しが一つ。その横に車いすマラソンの大会事務局が29日に予定通りレースを実施すると発表した、との記事が添えられていた。

 車いすマラソンは午前10時にスタートする。台風の進路予想が正しければ風や雨が強い状態でレースが行われることになる。普通に考えると開催は難しいのではないかと思った。だが、合同新聞の29日付朝刊の一面トップには「熱走誓う銀輪戦士」「きょう号砲」の見出しで28日に行われた車いすマラソンの開会式の様子が報じられていた。

 記事によると、16か国から224人がエントリーしているとのことだった。参加選手や関係者は多少雨風が強くても何とか実施したいと思うだろう。テレビ中継も予定されていた。だが、コースの実際のコンディションはどうなのか。午前10時前にレースの最初の折り返し点付近に行ってみた。歩道を少し歩いたが、風が強くて傘をさして歩ける状態ではなかった。

 中止は妥当な判断だと思った。津久見市徳浦地区の道に積まれた土のう考えてみれば台風22号で今年は5回目の台風襲来である。7月には台風3号、8月には台風5号、9月に台風18号、今月は台風21号と22号と立て続けにあった。多くの催しが中止や延期を余儀なくされた。行ってみようかなと思っていた29日の「米水津おさかなまつり」(佐伯市米水津)は台風22号の接近に伴い早々に中止が決まった。

 佐伯、津久見、臼杵3市では台風18号による被害が大きかった。その爪痕は今も残る。28日に津久見市徳浦地区を訪ねると、道路に土のうが積み上げられた場所があった。復旧・復興が途上であることをうかがわせた。

 さまざまなイベントが中止や延期される中で、台風接近をものともせずに決行された催しもある。例えば競馬がそうだ。台風の時ぐらい休めばいいのにと思うのだが、それは部外者の無責任な発想でしかないか。

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