蒲江で伊勢エビを堪能

イセエビの刺身もはぷりぷりだった 久しぶりに佐伯市に足を踏み入れた。遅ればせであるが伊勢エビづくしの料理をいただこうと蒲江に行ってみたのである。佐伯市と宮崎県延岡市で9月から11月にかけて「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り」を開催していることは、現役時代の7月28日付佐伯支局長日誌「伊勢えび海道繁盛祈願」などで紹介した。

 伊勢えび祭りは11月30日まで。いつの間にか10日余りで終わるところまで来ていた。今日を逃せば次はないという気持ちでクルマに乗り込んだ。向かったのは蒲江西野浦の民宿・旅館まるに丸。数ある店の中からここを選んだのはもちろん理由がある。

 JR大分駅ビルでイセエビのさばき方教室があったことは10月17日付の日誌「伊勢エビの捌き方講座}で紹介した。

 10月16、17の両日、JR大分駅で「うどまかせ! 佐伯の再起! 喰フェア」が開かれた。本来は9月に開かれる予定だったが、8640円の伊勢えびのコース台風18号に伴う豪雨によって大きな被害が発生し、佐伯市の食フェアが延期された。10月に規模を縮小して開かれたフェアで目玉の一つがイセエビのさばき方講座だった。

 講師は民宿・旅館まるに丸の橋本さん。講座で受講生の1人1人に渡されたイセエビ(300g)は保冷バックに入れてもらって持って帰った。ぷりぷりの身は刺身でいただいたが美味だった。

 ただでもらってそのままというのもなんだか心苦しい。そんなわけで伊勢えび祭りの期間中にまるに丸に食べに行こうと思ったのである。失業中の身で贅沢ではあるが、今回は1人前8640円の料理と奮発した。せっかく食べるならと腹を括ったのだ。

 まるに丸には昼前に着いた。まるに丸は西野浦の奥の方にある既に料理が並べられていた。刺身の盛り合わせの中心にあるのはもちろんイセエビ。その上にウニ、ウニの横はタイラギ、下にはヒラマサ、モイカ(アオリイカ)、イシガキダイと並ぶ豪華な布陣である。刺身に付いているイセエビのお頭は味噌汁に入れられる。

 ちなみにウニも自家製。下の作業場でウニを割り、ウニを並べる作業をしていた身を取り出し、板ウニにしたり、瓶詰にしたりしているという。作業場に山積みされたウニを見ると小ぶりである。その分、身も小さい感じである。これをきちんと板に並べるのはなかなか大変そうだ。

 さて、刺身の横にはイセエビの蒸し物がある。イセエビ2匹を一度に食べるのは当方にとっては贅沢の極みである。ところで、なぜ伊勢えび祭りは11月30日までなのか。漁期は来年5月まであるが、寒くなるとイセエビが動かなくなり、網にかかりにくくなるとのことだった。なるほど、そういうことか。

 蒸したイセエビの先にあるのはヒオウギ貝、サザエ、トコブシのようだ。手前の南蛮漬けは平鯛(ヘダイ)との説明だった。アカソイのあら炊き刺身を食べながらご飯を待っていると、大きな頭のあら炊きがでてきた。アカソイだそうだ。ソイというと確かカサゴ科だったが、何だかハタ類にも見える。よく知らない魚だが、白身の淡白な感じながら味は美味だった。

 そして、ご飯とともにイセエビの味噌汁が運ばれてきた。ここらあたりで既に腹八分を超えていた。イセエビの味噌汁もたっぷりイセエビの上側には切込みが入っており、両手で開くと中からみそが出てくる。それが味噌汁の味を濃厚にするとの説明だった。イセエビの手というのか足というのか、その一本一本にもしっかりと身が入っており、すっと身が抜けてくる。

 本来はその一本一本を丁寧に食べつくさないといけないのだが、満腹になってしまって残念ながら残してしまった。こういうことなら持ち帰り用のタッパーを持ってきておけばよかった。

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