田舎暮らしを図書館で

 土曜朝市も紹介されていた「住みたい田舎ランキング」で臼杵市が部門別の1位を獲得したことは既に紹介した(1月5日付日誌「若者の一番人気は臼杵」)。臼杵市のホームページに何かコメントでも出ていないかと思って見てみたが特に見あたらない。ランキングの内容を詳しく見てみようかと考えて大分県立図書館に行ってみた。

 「田舎暮らしの本2月号」(宝島社)。ランキング発表は今回が第6回とある。順番をつけて競わせるようなこともどうかと思って詳しく読んだこともなかった。初めてノートとペンを片手に読み、必要なところはメモした。すると、自治体担当者の仕事ぶりを評価するランキングもあった。

 熱意&企画力 窓口職員「がんばりましたランキング」とある。評価項目は五つ。移住支援などの①専任担当者数②移住相談会開催数③(おためし)ツアー開催数④空き家バンク2017年度実績⑤婚活イベント数―とある。

 結果は1位が栃木県栃木市で、2位が鳥取市、次いで3位が臼杵市、4位が豊後高田市と続き、大分県内の市町村では宇佐市が11位に入った。努力すればやはり結果はそれなりについてくる。

 ランキングは人口10万人未満の「小さなまち」と10万人以上の「大きなまち」に分けられる(ちなみに栃木市と鳥取市は「大きなまち」である)。大分駅前で太鼓の演奏がランキングには「総合」と「シニア」「子育て」「若者」の各世代別がある。小さなまちである臼杵市や豊後高田市、宇佐市のランキングを見ると、総合は豊後高田市が2位、臼杵市が3位で宇佐市は11位に入っている。

 世代別で見ると、シニア世代では臼杵市2位、豊後高田市3位、宇佐市11位である。子育て世代では臼杵市3位、豊後高田市5位、宇佐市9位と3市がトップ10入りしている。若者世代では臼杵市が全国1位で豊後高田市3位、宇佐市14位だった。職員の頑張り度が反映されているようにみえる。

 全国ランク上位の臼杵など3市とともに上位に入ったのが国東市。シニア、子育て世代でいずれも4位、若者世代で5位だった。臼杵などの3市とは違うアプローチをとっているのかもしれない。このほか、子育て世代のランキングで佐伯市が21位に入っていたのが目に付いた。

 ランキングは194項目に及ぶアンケートを全国の自治体に要請。図書館で読んだ田舎暮らし2月号671市町村から回答を得てランキング化したものだそうだ。一つの参考資料としてみればいいのだろうが、ランク付けされてみると評価が低かった自治体の担当者は心穏やかとはいくまい。

 ランキングで懸念されるのは、「よその自治体並みに」などと横並び意識が強まって、どこも同じ「金太郎あめ」のような施策が講じられるようになることだ。地域の個性やオリジナリティで競ってもらいたい。

 今回のランキングで発見したことをもう一つ。全国を12地域に分けた地域別ランキングがあり、「南九州」では宮崎県延岡市がトップだった。

 佐伯市は延岡市と組んで「食」(東九州バスク化構想)で売り出そうとしている。もっと大きく、「住みたい地域づくり」でも連携を強化していけばいいのではなかろうか。

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