シニアのための見学会

シニアのための職場見学会の案内 自分で設計した木造2階建て住宅(マイプラン)の模型づくりの3日目である。基礎、土台づくりから1階床の根太はりを終え、家の外壁を立ち上げるところまで進んだ。当方の作業はいつも通り、他の訓練生に比べて遅れ気味である。来週の金曜日までに住宅模型を完成させることができるか。甚だ心もとない。

 ポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科11月入所生には7日も指名による求人案内が届いた。当方には大分県シニア雇用推進協議会から自宅に郵便が届いた。中に「シニア就活のための職場見学会のご案内」があった。

 大分市内にある2社の職場見学会で、開催日は今月23日(金)とある。就職活動の一環であり、そう言えばポリテクセンターの訓練は休んでもいいだろう。バスによるツアーで参加費は無料。対象者は就労意欲のある55歳以上とあるから参加資格はある。

 いろんな企業の現場を見て、そこで話を聞くことには大いに興味がある。ただ、参加定員が5人程度と少ない。冷やかし半分ような軽い気持ちで参加しては申し訳ない気がして申し込みをためらっている。

 1人の失業者、求職者となって職業訓練校に通う中で、思ったことがある。今は深刻な人手不足であり、売り手市場であるから、求人情報と異なるような働かせ方をさせることはないかもしれない。これが景気が悪くなり、求職が増えて求人件数が減り、買い手市場になったら、どうだろう。話が違うといったケースが目に付くようになるかもしれない。

 売り手市場であっても求職側が不利な立場になる可能性がないわけではないだろう。労働局など行政の監督機関があっても隅々まで目が届くわけではない。働く側の知識や経験の不足につけ込む形で、提示した条件以下で働かせようとする企業や人間がいても不思議ではない(そういえば「ブラック企業」などという言葉も一時流行った)。

 「働き方改革」というのが今国会の最大の焦点なのだそうだ。職業訓練校に通う身だから、もっと関心を持って論議の行方を見守るべきなのだろうが、残念ながらそうなってはいない。詳しい中身も知らずにあれこれ言うのも何だが、肝心なのは経済も雇用環境も良い時ばかりではないことだ。

 米証券大手のリーマンブラザーズの経営破綻をきっかけに、危険水位に達していた世界金融危機が一気に瀬戸際まで来たことは記憶に残っておられるのではないか。2008年9月だったか。その年の瀬に東京・日比谷公園に「年越し派遣村」ができた。金融危機のしわ寄せを受けたその最たるものは派遣労働者であり、その緊急的な救済の象徴として派遣村ができたというふうに記憶している。

 上がったものは下がる。良かったものも悪くなる。経済のサイクル、景気の循環がある。2000年代の初頭だったろうか、IT(情報技術)バブル崩壊前に「ニューエコノミー論」というのが流行ったことを覚えている。ITによって、今ならAI(人工知能)によって、景気の循環はなくなり、成長は半永久的に続くのだといった主張があった。もちろん、それはITバブル崩壊とともに消え去った。悪い時も考えて制度を作る、改革する-。よく分からないが、仄聞する限り、今の政府にはそんな発想が乏しい感じがする。「良い時」ばかりを想定した改革なぞ、そもそも「あり」なのかと真面目に思う。

 

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