臼杵煎餅の思わぬ人気

臼杵と言えば石仏と、臼杵煎餅? 大分合同新聞の日曜朝刊に「3分で分かる大分の1週間」というページがある。25日付朝刊では、18日(日)から24日(土)までの大分県内の主な出来事がそれぞれ短くまとめられていた。例えば「開山1300年を迎えた国東(くにさき)半島の六郷満山を代表する火祭り『修正鬼会』が20日夜、国東市国東町の成仏寺で4年ぶりに開かれました」などとある。そのページの一角にGate(ゲート)週間ランキングがある。合同新聞のホームページにアップされた記事で、閲覧回数が多い記事上位10本を紹介しているようだ。今週のランキングの4位に「臼杵の後藤製菓が新ブランドを発表」という記事があった。

 後藤製菓といえば「臼杵煎餅(せんべい)」である。同社が創業100周年を記念して新商品を作り、15日に大分県庁で新商品を報道各社に披露するとの話は聞いていた。合同新聞の16日付朝刊に新ブランド発表の記事が掲載されていたが、その記事がアクセス(閲覧)回数の上位に来るとは当方には予想外だった。「臼杵煎餅」は当方が思う以上に人気なのかもしれない。

 大分合同新聞の16日付朝刊に掲載された「後藤製菓(臼杵市)が創業100周年新ブランドを発表」という見出しの記事を少し引用したい。

 臼杵煎餅の製造・販売をしている後藤製菓が創業100周年を記念した新ブランド「イクスアティオ」を発売した、と記事は書き出す。同ブランドの「百寿ひとひら」「オーガニックシロップ」「ジンジャーパウダー」を2月16日から発売すると続く。この後、各商品について短い紹介がある。

 記事を読むと、「百寿ひとひら」は若者や高齢者も食べやすい一口サイズのせんべいとある。その味は①ショウガ②ショウガとカボス③ショウガときなこ-の3種類だという。臼杵煎餅といえばショウガ味である。その原点を踏まえつつ、「今」の消費者の嗜好に合わせた商品を作っていこうという試みということだろう。うまく時代にマッチすればいいが、と願っている。

 ところで、後藤製菓の新商品の発表は合同新聞以外で記事になったのだろうか。大分県立図書館で少し調べてみた。16日付朝刊から24日付朝刊まで少し見てみたが、後藤製菓の新商品の記事は合同新聞以外にはなかったようだ。当方が見落としをしていれば申し訳ないと謝るしかないが、地方の小さな企業の新商品の発表について、ざっと新聞各紙を見て、合同以外は見つけられなかった。

 地元紙以外の新聞は、そんな小さなネタは書かず、大分県が抱えるもっと大きな課題を書いているのだろうか。毎日細かく見ているわけではないので、断定はできないが、当方が見る限り、各紙の大分県版に深い問題意識や地道な取材活動を感じさせる記事は見当たらない。

 ならば、新商品を作ってPRしたいと思う地場企業の応援をしてもいいのに、と個人的には思う。地元紙以外の地方記者は何をどうか書こうとしているのか。申し訳ないが、時折各紙の紙面を読んでもよく分からない。失礼を覚悟で言えば、記者としての鋭い感性を感じさせる記事はほとんどお目にかかることもなく、ただ惰性で紙面を作っているだけと思える時もある。

 合同以外に記事として取り上げる新聞がないのなら、地域の企業をPRしてくれる場がないのならば、こんなちっぽけで、見る人も少ない「支局長日誌」ではあるが、PR効果はゼロではない。この日誌をもう少し続けて臼杵、津久見、佐伯3市の情報発信をわずかでも手助けしたいと思ってしまう。

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