11月生から巣立つ人が

訓練校前の中学校で卒業式が行われた ポリテクセンター大分の前にヤマダ電機大分皆春店の駐車場がある。その横は大分市立鶴崎中学校である。2日朝はヤマダ電機の駐車場に続々にクルマが入っていった。「お客様感謝デー」か何かで早くから店を開けるのかと思ったら、そうではなかった。大分市内の中学校の卒業式だったのだ。鶴崎中の卒業式に出席する保護者のために、ヤマダ電機では地域貢献、顧客サービスということで駐車場を開放したのだろう。

 左の写真は昼過ぎの鶴崎中である。昼食を食べてポリテクセンターの中をぶらぶら歩いていると、ヤマダ電機の駐車場に人だかりができていた。卒業式が終わっても別れがたい、名残惜しいと思う子どもたちと保護者が残っているようだ。学校関係者だろう、拡声器で帰るように促す声が何回も聞こえた。

 ポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科の11月入所生の中にも就職が決まり、2日の訓練を最後に巣立つ1人がいた。昨年11月から今年4月までの半年間の訓練を受ける建築CAD・リフォーム技術科の訓練生は30人。これから就職が決まって訓練校を離れていく人たちが増えていく。そして、そこには厳しい現実もある。

 いくら人手不足とはいえ、50代、60代の就職は楽ではないということだ。2日に巣立った人は20代だった。40代まではともかく、その上の年齢層には現状でも求人は少ない。

 官僚や大企業のサラリーマンも自分が属する組織からひとり立ちしてみれば分かる。中高年の就職は厳しい。今国会の焦点は働き方改革なのだそうだ。政府が言う、その中身は知らないが、天下りや何やらでとりあえず65歳までの自分の働き口を確保しておく人間に現実がどこまで分かるのだろうか。おためごかしにしか聞こえない。