大工の学校があるなら

11日に臼杵市で吉丸一昌音楽祭があるようだ 1辺約10㎝の角材を使って、材と材をつなぐ凹凸を作る訓練を行っていることは、この日誌で既に書いた。ポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科11月入所生に対する、その訓練の7日で終了した。最終日は「腰掛け鎌継ぎ」という新たな課題が示された。

 基本はノコギリとノミを使って、一方にでっぱりを作り、一方にくぼみを作りる。でっぱりとくぼみがぴったりと合えば、地震や台風などに負けない堅固な建物をつくることができる。当方のような大工の初心者にはなかなか難しい作業である。ただ、作業の基本は毎回同じである。角材に墨で印を入れ、それに沿ってノコを入れる。ある程度ノコが入れば、ノミで不要なところを削っていく。

 でっぱりとくぼみがきちんと合わなければ、どちらかを、あるいは双方を削ってすっぽりと合うように調整する。一方が小さかったりして、スポスポだったら、これが一番悪い。金づちで打ち込んでぴったりと離れないように作るのが、この作業のだいご味である。

 ただ、一所懸命やっても所詮は素人である。自分でも出来上がりには満足いかない。しかし、とも思う。わずか数日でも素人は素人なりに進歩する。それが楽しい。少しずつできていく自分を見て、「大工の学校」があれば、この歳でもそれなりの腕になるかもしれない、そんな妄想めいたことまで頭に浮かんだ。そんな「こだわりの大工」を養成する学校というのはどこにあるのだろうか。