独りでやる練習問題を

ポリテクセンター大分の正面玄関 建築CAD検定2級試験に向けた補講は9日は休みとなった。その代わりに8日の補講で練習問題が配られた。この土日から来週初めにかけて自分で1階詳細平面図と南立面図(いずれも縮尺50分の1)を描いてみて、来週半ばの補講で答え合わせをするとのことだった。補講では講師の指導に沿って練習問題を3問解いてきた。どのくらい身に付いたか。独りでやってみて自己診断してみろということなのだろう。

 補講の前にあるポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科11月入所生の訓練は、通称「犬小屋」とも呼ばれる屋根付きの木造構造物を完成させることである。来週までの課題だ。1辺9㎝の角材を使う。基本はノミとノコギリの手作業で床、柱、屋根を作って組み立てる。屋根がかかるから結構高い。1m50㎝くらいになるか。

 ノミやノコを使う作業をやるうちに個人的には楽しくなってきた。うまくいかないことが多いが、自分なりにいいものができたと思った時は、嬉しさとともにもっといいものをと向上心が湧く。

 しかし、こうした訓練と現場のニーズにはズレがあるようなのだ。7日付日誌では、「大工の学校」があれば行ってみようかななどと考えた、と書いた。ネットでちょっと検索してみると「大工技能者の育成・確保の仕組みづくりにむけた検討報告書」という資料を見つけた。大工技能者の高齢化、深刻な人手不足を受けて日本木造住宅産業協会(東京)が2015(平成27)年3月に出した。

 内容は大きく5項目ある。最初が「大工技能者を取り巻く現状」で、二つ目が「大工技能者等の育成・確保に関する会員へのアンケート調査」となっている。会員アンケートを受けた同協会の分析に気になる部分があった。それが以下の文章である。

 「一方で、現在の職業訓練において実施している『構造材の墨付・手刻み』について、施工エリアによって一定のニーズはあるものの、全体としては17.6%と低い結果であり、プレカット材を用いた家づくりに必要な人材を求めていることが窺える」

 要するにポリテクセンター大分で今まさに取り組んでいる訓練項目は現場のニーズとしては優先度は低いということのようだ。

 しかし、大工技能者育成機関としてのポリテクセンターの役割を否定しているわけではない。むしろ期待している。報告書の三から五番目は「既存の職業訓練施設との連携について検討」「木住協による共同での大工技能者の育成手法の検討」「大工技能者の育成・確保の仕組みづくりに向けた検討」となっている。

 三つ目の既存施設との連携検討ではポリテクセンター関東(横浜市)にヒアリング調査を行ったとあった。この報告書についてはもう少しきちんと読んでから、改めて紹介したい。3年前の提言、検討事項が今どうなっているのか、気になるところでもある。

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