ホゾ取りとホゾ穴堀り

職業訓練校から帰る頃から雲が厚くなっていった 建築CAD検定2級試験に向けた補講を受けて、午後5時過ぎにポリテクセンター大分の教室から外に出ると雨が本降りになっていた。クルマの運転に雨は要注意である。帰宅時間帯にも入り、クルマが増える。「ゆっくり帰ろう」と自分に言い聞かせて、センターの駐車場に止めたクルマのハンドルを握った。

 28日の訓練は電動工具の使い方の続きである。この日はホゾ取り機を体験した。1辺約10センチの角材1本を使ってホゾとホゾ穴を作る。ホゾとは木材と木材をつなぐための継手である。一方は木材を削って突起を作る。もう一方は突起の大きさに合わせた穴を作る。

 縦3センチ、横3.5センチで高さ5センチの突起を木材の一端に作る。ホゾ取り機で大方の形を整える。これはすぐにできる。これに対してホゾ穴は手掘りである。反対側の端から10センチほど内に入ったところにさしがねを使って線を引く。そこをノミで削るわけだ。

 なんとも単純な作業だが、努力はうそをつかない。ホゾがある一端を手作業で少し加工したうえで機械で切り取る。それが素人の手作業で作った穴にピタリとはまると何だか嬉しくなる。

電動ノコと小箱づくり

ポリテクセンター大分の正面玄関 ポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科11月入所生の訓練は27日から電動工具の取り扱いに入った。この日は据え置き型の電動ノコギリ1台を使って柱材を切る体験である。訓練生が順番にやるので、1人1人が実際に電動ノコを使う時間はわずかだ。電動ノコを体験する時間以外はノコギリとノミを使った小箱づくりを行った。

 縦約10センチ、横約13センチほどの板を5枚使って小箱を作る。26日から始まった作業である。それぞれの板の左右に幅2センチほどの間隔で凹凸を作り、それをかみ合わせて箱を作る。手先が器用とはいえない当方にとってはノミで細かく削るのも一苦労である。

 午後3時35分の訓練終了後は先週と同様、建築CAD検定2級に向けた補講があった。自分で言うのも何だが、真面目だけが取り柄で、どれもこれも自分なりに精いっぱいこなそうと考える当方にとってはどれも軽々とできる課題ではない。補講を終えて今日は少し疲労感が残った。

不細工な鍋敷きですが

二つの鍋敷きを作った うまいかへたかは脇に置いておくとして工作は面白い。先週金曜日(23日)に続いて週明けの26日も鍋敷きづくりだった。ポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科11月入所生の訓練である。最初に作ったのが井桁の鍋敷き。これは23日に大方作り上げ、26日午前の主な課題は三角形の鍋敷きだった。

 ノミで直角に掘る井桁に対し、正三角形の鍋敷きは、ノコギリで60度の角度に切込みを入れてノミで削って組み合わせる。少しだけ難しくなる。次の課題は木箱づくり。これはとば口で今日の訓練は終了となった。みんなうまいので、きちんとかみ合っていない当方の鍋敷きは見栄えが悪いが、自分なりに一生懸命に作ったので満足している。

臼杵煎餅の思わぬ人気

臼杵と言えば石仏と、臼杵煎餅? 大分合同新聞の日曜朝刊に「3分で分かる大分の1週間」というページがある。25日付朝刊では、18日(日)から24日(土)までの大分県内の主な出来事がそれぞれ短くまとめられていた。例えば「開山1300年を迎えた国東(くにさき)半島の六郷満山を代表する火祭り『修正鬼会』が20日夜、国東市国東町の成仏寺で4年ぶりに開かれました」などとある。そのページの一角にGate(ゲート)週間ランキングがある。合同新聞のホームページにアップされた記事で、閲覧回数が多い記事上位10本を紹介しているようだ。今週のランキングの4位に「臼杵の後藤製菓が新ブランドを発表」という記事があった。

 後藤製菓といえば「臼杵煎餅(せんべい)」である。同社が創業100周年を記念して新商品を作り、15日に大分県庁で新商品を報道各社に披露するとの話は聞いていた。合同新聞の16日付朝刊に新ブランド発表の記事が掲載されていたが、その記事がアクセス(閲覧)回数の上位に来るとは当方には予想外だった。「臼杵煎餅」は当方が思う以上に人気なのかもしれない。 続きを読む 臼杵煎餅の思わぬ人気

市報に見る大分の今昔

市報おおいたの最新号 歩いて巡れる「おおいた七福神」コースが作れないものかと、少しずつ調べていることはこの日誌で何回か書いている(例えば2月18日付日誌「毘沙門橋の由来を探る」)。それで大分市史にあった大分市志手地区の住吉川(毘沙門川)を訪ね、その小さな川にかかる毘沙門橋を写真に収めた。この小さな朱色の橋がどうしてできたのか。それを知る手掛かりがひょっとしたら大分市報にあるかもしれない。そう思って大分市報をネットで閲覧することにした。

 残念ながら毘沙門橋についての情報は得られなかったが、1949(昭和24)年5月20日付の第1号から見ていくととても興味深い。戦後の70余年の社会の急激な変化がそこにある。大分市の戦後史探訪を市報を材料にしてやってみても面白そうだ。 続きを読む 市報に見る大分の今昔

ノミを使って鍋敷きを

昨年の河津桜の写真を 23日の訓練はノミの使い方だった。約5センチ角の木材に縦2センチ、横5センチほどの穴を開ける。そんな練習を午前中にした。午後からは鍋敷きづくりである。幅3.6センチ、厚さ2センチほどの木材を使って鍋敷きを作る。長さ20センチに切った板を4枚かみ合わせる。一つの板の両端を3センチほど取り、その横を3.6センチ削る。削る深さは約1センチ。1枚の板の2カ所をノミで削り、4枚の板がそれぞれ隣の板と上下でうまくかみ合うようにする。

 実物を写真に撮れば分かりやすいが、こんなふうに文章で説明しても分からないだろう。鍋敷きを作るのに4枚の板の合計8カ所をノミで削る。ノミを使う訓練として格好の作業だと思う。ポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科11月入所生の今週の訓練は、ノコギリ、ノミ、カンナの実習とCAD2級検定試験に向けた補講と重なって、当方はかなり疲れてしまった。中途半端な報告で申し訳ありませんが、今日はここまでに。

ノミ、カンナの刃を研ぐ

うすき雛めぐりの案内板 21、22の両日はノミとカンナの刃を研いだ。ポリテクセンター大分の建築CAD・リフォーム技術科11月入所生の訓練である。訓練が大工道具の使い方から始まる「実技」に移ったことは2月19日付日誌「CADの補講が始まった」で報告した。21、22両日の訓練は少し散漫なところもあったが、基本はノミとカンナの刃を研ぐ作業の体験だった。

 普通の砥石と金盤(かなばん)といわれるものと仕上用砥石の三つを使う。金盤はノミやカンナの刃の裏側を研ぐもので一番最初に使う。金盤の上に研磨剤を一つまみ置き、水で少し表面を湿して磨き始める。その後、一般的な砥石で刃を磨いていく。刃先に反りが出てくれば仕上げの砥石で表面が鏡のようになるように磨き上げる。

 当り前だが、短時間の訓練だから真似事である。本当はベテラン職人を講師に招くのが望ましいだろう。その技を披露してもらうだけでも勉強になりそうだ。ただ、個人的にはやってみたい訓練だった。以前から包丁を研いでみたいとは思っていたから、これを機会に砥石を買うか。

忘れられた?豊府聞書

図書館で借りた豊府聞書 1956(昭和31)年の「大分市史」に引用された「豊府聞書」は大分県立図書館にあった。大分市史を読んだ経緯は2月18日付日誌「毘沙門橋の由来を探る」で書いた。改めて図書館に豊府聞書を探しに行くと、その書棚には「豊府紀聞」という冊子もあった。豊府聞書の表紙には「元禄十一年戸倉貞則作」とある。一方、「豊府紀聞」の表紙には「市場直次郎、十時英司氏編集」とある。似たようなタイトルだからと二つを手に取ってパラパラめくると、ほぼ同じ内容のようだ。そして、最後のページを見ると、どちらにも福岡市在住の「日名子健二」という名前があった。両方とも日名子氏が個人的に出版したようだ。

 日名子氏による豊府紀聞の発行は2008(平成20)年5月、豊府聞書は09(同21)年1月とある。わりと最近のものだが、復刻した人が福岡在住なのはなぜだろう。大分では江戸時代の古文書である「豊後聞書」を研究する人がいないからか。豊後聞書は地元では忘れ去られた文書なのか。漢文だらけの資料を見ながら、疑問が浮かんできた。 続きを読む 忘れられた?豊府聞書